私たちの財団は、平成の初めより京都府内の仏教美術を中心とする歴史的価値のある文化財を、より良い形で後世に伝えるために、その修理を助成して来ました。多くの所有者が重く感じておられる修理の負担を、少しでも軽減出来たらと思うからです。
当財団も、木津川市加茂町に旧燈明寺の建物と5軀の観音像を初めとする文化財を所有しております。これらをどう保存し、どう活用して行くか、頭を悩ませている小さな財団でもあります。
当財団の発足以来の精神に基づく活動が、心のより豊な社会を育むことにいささかなりとも貢献出来ることを願って、これからも進んで参りたいと思います。20年あまり当財団を牽引して来られた前理事長・川口融さんの後を継ぐ者としての、ささやかな決意です。今後ともいっそうのご理解とご支援をお願い申し上げます。
令和2年7月
一般財団法人 川合京都仏教美術財団 理事長 川合 陽雄
2025.04.22 | ||||||
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